梅仕事

あっという間に6月です。

気温も上がってきて、暑さに慣れていない体にとてもこたえます。梅雨入りもどんどん始まってますね。雨の日が続くとお出掛けをするのも億劫になります。家の中で過ごすのも好きなのでお菓子でも作りたいな〜と思ったり。

個人的には誕生日があるため、なんとなく特別感のある月ではあります。ただ6月は連休がないのがひとつ悲しいこと。この話題が出るたびに6月生まれとして「なんかごめんなさい。」ってなっています。

とは言いつつ、私の今年の密かな目標は季節を楽しむこと。

ということで、今年初めての梅仕事をしました。

祖母宅で採れた南高梅を使います。以前祖母宅に行った際、梅もうすぐとれるけどまた取りに来るか?とお誘いを受けていました。そして先日祖母からLINEで連絡があり、収穫に行ってきた次第です。2.5㎏もらいました。

自分一人で梅仕事をするのは実は初めて。さらに去年母と一緒に梅仕事をしたのが初めて。すなわち、梅仕事歴2年、1人で行う梅仕事は初めてです!!といったら大げさすぎますが、まだまだ初心者のため、オーソドックスな梅シロップをつけたいと思います。

大きくて肉厚の南高梅。毎年母にリクエストして作ってもらっていましたが、今年は自分で進んで作ります。まさかこんなめんどくさい作業を自らやりたいと思う日が来るなんて。めんどくさい作業を楽しめる年齢になったようです。こういう地道な作業が癒しだったりします。

さて、まずはヘタをとります。ネットでは竹串を使っていましたが、そのような使用頻度の少ないものは我が家にはありません。よって爪楊枝でヘタをとっていきます。しかし梅のヘタのなんと固いこと。コツを調べると斜めに入れててこの原理でとると書いてあります。実践してみると刺しただけで爪楊枝が折れました。これ、終わるのか...しかしやり始めた以上途中で終わるわけにいきません。頑張った結果、12本使いました。梅によってとれやすいとれにくいがあるようです。こうやって実戦経験を積んで学んでいくのです。2.5㎏に対して12本。約200gで1本折りました。だいたい10個で1本ってところでしょう。なかなか上出来なのでは?比べたことないからわかりませんが(笑)

来年は竹串を買うことを固く誓いました。

 

瓶は熱湯かエタノールなどで消毒しておきます。蓋もしっかりと。これを怠るとカビの原因になるそうです。

そして梅を洗って水分をしっかり取りましょう。傷があるものはカビの原因になるため、もったいないですが取り除いておきしょう。

梅 500g

氷砂糖 500g

酢 150㏄

梅と氷砂糖は1:1でいれます。酢はカビを生えにくくするため。ホワイトリカーでもいいそうです。

梅、氷砂糖、梅、氷砂糖、梅......の順番に入れて最後に酢をドバーっと入れます。

完成です。

完成

そして毎日瓶をゆすります。これもまたカビ防止です。カビを生やさないことが命。

だいたい3週間ほどでできあがるそうです。出来上がったらしわしわになった梅を取り出してシロップを瓶に移し替えます。

 

3週間後が楽しみです!

できあがったら、水や炭酸で割るだけでもおいしいですが、私のお気に入りは牛乳割。トロっとしてラッシーみたいになります。去年はこの時期ハマりまくったため毎日飲んでいました。梅のクエン酸と牛乳のカルシウムが同時に取れて体にいいんだ!と思いながら。

今年は2.5㎏を500gずつに分けて冷凍したため、瓶が空いたら仕込み、瓶が空いたら仕込みを繰り返すことで夏だけの飲み物じゃなくなるのではないかと踏んでおります。冷凍した梅は繊維が破壊されるため、エキスが出やすくなるそうで、また違う風味が味わえるかも。と、これも楽しみの一つ。そして、今年挑戦したいのが完熟梅を使ってのシロップづくり。また違った味になるそうで、青梅よりも芳醇でやさしい甘みになるそうです。ただ傷つきやすいため、カビが生えやすいんだとか。優しく丁寧に作業しなければいけません。でも、完熟梅で作ったシロップ、飲んでみたいです。砂糖を黒糖にしたりはちみつに変えたものも作ってみたいな〜

 

ということで、今年初めの梅仕事が終わりました。これから毎日ゆすって、ひっくり返して、毎日観察しながら出来上がりを待ちたいと思います。

 

※青梅はあく抜きが必要だそうです。私が調べたものには書いていなかったのでいけるのかな?ちょっとえぐみが残ることがあるようです。また変わった味かもと思ったら報告します。